3月29日

起きるとすでに下関駅に入線中。慌てて準備をし、ホームを移動。予想以上に肌寒いのには驚きました・・・。山陽本線新山口行きに乗り換え。来たのは105系。てっきり115系かと思っていたため、少しガッカリ(笑) そこそこの乗車率で下関駅を発車。ですが、いつの間にか寝てしまい(寝不足でしょうか)、気づいた頃には新山口駅。ほぼ全区間寝ていたことになります・・・。
ここからは山口線に乗り換え。来たのはキハ40。しかし・・・長い、長いぞこの列車!5両もつないでいましたからね・・・。とはいえ、後ろ4両は途中の山口駅止まり。この4両は無駄に思えますが、恐らく送り込み回送を兼ねているのでしょう。余裕でボックス席を確保。のんびりとした速度で北上していきます。太陽が見えるものの、どちらかといえば薄日がさしている天気でした。山口駅から単行(1両)となり、乗車率はまずまず。宮野駅を過ぎると、住宅地から山の中をすすみ、私は長門峡駅で下車。駅自体は小さな無人駅で、申し訳なさそうにある感じでした。
とりあえず「SLやまぐち号」の通過まで時間があるため、しばらく辺りを散策。道の駅に寄ったり、長門峡の入り口(の案内が書いてある場所)に行ったりし、1時間30分ほどしてから撮影地の鉄橋へ。着いてから30分は誰もいなかったものの、その後ポツリポツリと撮影者が到着。通過20分前には多くの撮影者が続々と集まり、最終的には30人弱に。しかし、年齢層が自分より年上な方ばかりで、やはり普段とは違った雰囲気がありましたね。そして本番直前、長門峡駅からは黒い(厳密には濃い灰色)煙が上がっており、数分後、聞きなれたD51-498より高めの汽笛が響きわたり、少し経ってから「貴婦人」ことC57-1の姿が!今思うと、鉄橋を渡っている音が聞こませんでしたね・・・。その結果が今回の1枚。煙が白煙になってしまったのが惜しいですが、やはりカッコいいですね!(笑) リベンジは夏に・・・。
その後、駅に戻りしばらく待機。山口行きに乗り、一旦山口駅へ。改札横のコンビニで昼食を買い、逆戻り。益田行きに乗り、今度は篠目駅で下車。構内踏切の音に懐かしみながら山口方面へ移動。ちなみに、駅から5分歩いただけで携帯電話の電波が届かなくなるほどの山間部。途中で森の中を歩いたりしながら歩いて25分、ようやく撮影地に到着。とりあえず斜面の途中にカメラをセット。しばらく経つと、近くにいた撮影者の方が「どっから来たん?」と聞いてきたので、「東京から・・・」と答える。すると「いやぁ〜若いねぇ〜」と言われる。非常にありきたりなパターンですが、関東ではこんなことも滅多にありませんね(笑) ある意味貴重な経験を出来たと思いました。
そんなこんなで、いよいよ本番の時間。最終的に追っかけの撮影者が増え、15人に。やがて踏切の音がかすかに聞こえ始め、しばらくすると煙が見え始める。次の瞬間、重々しい音を立ててC57-1号機が近づいてくる。ファインダーを覗き、シャッターを切り、通過を見送り一安心。しかし結果は・・・またしても白煙という惨事。しかも空と煙が同じような色だったので、泣きたい気持ちになりました・・・。これは夏にかけるしかないです(苦笑)
撮影後、のんびりと篠目駅へ戻り、列車待ち。しばらくして、山口行きの列車が到着。すぐ近くの席に座り、画像の見直し。本当に悔やまれる結果になりました・・・。すっかり暗くなった山口駅で降り、新山口行きに乗り換え。20分ほどで新山口駅に到着し、山陽本線に乗り換え。空いていた席に座ると、いつの間にか熟睡。気づいたころには下関駅に着いていました・・・。
せっかくなので、九州にも足を踏み入れることに。隣のホームに止まっていた門司行きに乗車。この区間にはデッドセクションが存在するため、期待しながら乗車。しかし・・・車内の照明が消えることなく門司駅に到着。後日聞いた話では、門司駅では架線の電流を交直流の両方にすることができるそうで・・・。ちょっとした楽しみでしたが、少し残念でした(爆)
すぐの接続で小倉駅へ。せっかく九州に来たので、ラーメンを食べることに。とはいえ、そのときは生憎の雨。事前の調査もしていなかったため、とりあえず南口の方へ行き、商店街へ。時間の都合もあり、適当に目に入った店に入り、とんこつラーメンを注文。500円でちょうどいいぐらいの量で、満足でした(笑)
店を出た時刻は21:00前。とりあえず駅に戻るも、「ムーンライト九州」の時間まで1時間強。門司港駅に行きたかったものの、雨は止まないままなので、折尾駅から「ムーンライト九州」に乗ることに。たまたま来た鹿児島本線に乗り、雨の中のかぶりつき(笑) しかし、ここである重要な問題を思い出す。乗った電車は、実は直方行き。折尾駅では筑豊本線のホームに止まるため、鹿児島本線のホームまで改札外を歩かなくていけない。「しまった」と思った頃には黒崎駅を出たとき。引き返すのも不安なので、そのまま折尾駅へ。雨降りしきる駅前をダッシュで攻略。多少濡れた程度で済んだので良かったです(苦笑)
名物の「かしわめし」はすでに売り切れだったので断念。ホームに行くとED76牽引の貨物列車が通過。一度はこの機関車も撮ってみたいものです。通過を見送ると、まもなく「ムーンライト九州」が入線。今回は発車時の衝撃がほとんどなく、非常に乗り心地が良かったです!しかし、山陽本線で寝てしまったため、まだ眠れず。門司駅で機関車付け替えを見る気もおきず、座ったまま発車待ち。定刻に門司駅を発車し、関門トンネルに突入。これにて九州ともお別れ。また夏に来たいものです。
下関駅に到着し、再び本州へ。翌日には1000km先の東京にいるわけです。ここでも定刻に発車、しかも発車時の衝撃もなく、乗り心地は最高!なんとも運のいい夜!
前回同様、厚狭駅を発車したところで眠りにつきました。